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かもしてるっ!!ブログ

「かもしてる」とは「独特の雰囲気を醸し出している」の醸すから取りました。いい雰囲気をかもしてるっ!儲りそうな雰囲気をかもしてるっ!ヤバい雰囲気をかもしてるっ!世の中にあるかもしてるモノ・コトをシェアしていきます!

もうダメかも…と思った時に読んでほしい本 【こんな僕でも社長になれた】

こんにちは。
 
今日は【こんな僕でも社長になれた】を読んで「逃げる」ということについて語ります。
 
この本の著者はロリポップ!やブクログなどで有名な家入一真さんです。家入さんといえば東京都知事選にも立候補していましたね。残念ながら当選はしませんでしたが、都知事選に立候補した時には驚いたのを覚えています。本書には子どもの頃は引きこもりで色々なことから逃げ回って来たことから、ロリポップの成功までの軌跡が書かれています。
 
そこそこのボリュームがある本ですが、とても読みやすい文章です。全体を通して家入さんの半生を振り返る構成になっており、家入ワールドに引き込まれた後、最後に著者の考えをうかがうことが出来ます。こんなことを言うのもなんですが、他の起業家と言われる人たちの本のように、何か特別に凄いことが書かれているわけではありません。なのに、徐々に引き込まれる魅力を持った本だなぁという印象を受けました。
 
ちなみにこの本が世に出た後も家入さんは激動の人生を送っていたようで、そこのところについても続編を書いてくれないかなと個人的には思ってます。 笑
 
 さっそく引用していきます。
でも、今、僕は思う。
 
逃げることは、決して悪いことじゃない。前に進めなくて立ち止まるくらいなら、全力で後ろ向きに走ればいい。しっぽを巻いて逃げてしまえばいいのだ。
 

 

最近、フジテレビのザ・ノンフィクションという番組でキララさんという人が紹介されていました。借金地獄にハマっているキララさん。まじめで自己破産もせずに鳥の餌を食べながら借金を返しているキララさん。もがいてもがいてもがいて、それでも抜け出せるどころか深みにはまっているキララさんとは対照的というか、なんとも皮肉な印象を受けてしまいました。
 
逃げることは悪いこと。逃げないで立ち向かえという風潮が世の中にはある気がします。しかし、本当に逃げないことが正しいことなのでしょうか。そんなことをこの本を読んでいると考えてしまいます。そもそも正しいことってなんでしょう。逃げずに頑張り過ぎて潰れるくらいなら、パッと逃げてしまう時があってもいいよなぁと私も思います。
 
最近どなたかのSNSプロフィール画像に、
 
風は常に追い風。自分の向いている方向次第だ。
 
と書いてありました。
 
なるほどなぁと。
確かに風の吹いてくる方向で追い風にも向かい風にも横風にもなりますが、自分の向いている方向を変えてしまえば全部背中で受けることも出来る。すべては自分の捉え方次第なのかなと考えさせられました。
 
 
どんな道にも必ず行き止まりはある。自分が、道の行き止まりに立っていることに気付かずに、前に進めないともがき続けるくらいなら、来た道をちょっとだけ戻って、やり直してみればいい。身動きが取れないことに絶望的になって、自ら命を絶ってしまうくらいなら、誰も追ってこないところまで、全力で逃げればいい。
 
私の近くにも自ら命を絶った人がいますが、いつだって真面目で優しい人ばかりが自殺という道を選んでいる気がします。 自殺しない人が不真面目だという事ではなく。真面目すぎる、優しすぎるが故に自らを追い込んで自殺という道に突き進んでしまう人が多い気がするという意味で。
 
自らを追い込んでしまうくらいなら逃げる時があってもいいと私も思います。
 
秋元康さんが壁の乗り越え方についてこんなことを語っていました。
こんな感じの内容だったと思います。
 
「今の若い人に向けて壁の乗り越え方についてアドバイスをお願い出来ますか」
 
「そもそも僕は、壁は必ず乗り越えなければいけないものだとは思っていないんですよ。まじめな人は必死に壁を乗り越える方法を考えて、できなくてダメになってしまう。冷静になれと言いたい。ちょっと冷静に壁を眺めてみたら実は穴が空いていて通り抜けられるとか。実は横に歩いたら壁が途切れてるかもしれない。壁は必ずしも乗り越えないといけないものではないんです。」
 

 

家入りさんの言葉と似ているなと思います。当時、仕事で行き詰っていた僕はハッとしたのを覚えています。(今も行き詰ることは多々ありますが笑)
 
 
世の中は広い。地球は、途方もなく大きい。どんな人にだって、どこかにきっと、何も恐れることなく、ハッピーに暮らせる場所があるはずだ。前に進まなくたって、逃げたって、生きてさえいれば、きっといつか、そんな場所にたどり着く。逃げることは、決して悪いことじゃない。

 

 

 
ぼくの意見
朝、気持ちよくおきて
ほんとうに気持ちのよい
一日を暮らす。
そのために すべては
あるのだ
          山田かまち

 

 
著者の家入さんが学生時代に読んだという詩。ここに全てが集約されているのかなと思います。
生きている上で、本当に大切なことは気持ちよく目覚めて、気持ちのよい一日を過ごすこと。毎日が憂鬱で起きるのも辛いのであれば、そこにとどまり耐える必要はないのかもしれません。
 
なんだか、「上手くいかないことの本当の理由」は「逃げてしまうこと」にあるのではなく、「自分との向き合い方」にあるのかなと思いました。日本では多くを求めなければそこそこの生活なら出来てしまう。頑張ったけど本当に借金が返せないなら自己破産することも悪いことじゃない。ただ、自分との折り合いが悪いと決して満足が出来なくて、穴から抜け出せないのかもしれません。
 
逃げた結果一旦ゼロに戻ったとしても、そこに小さなイチをまた足していけばいい。それに、人生においてゼロに戻ることってないんじゃないかと思うのです。既に何年も生きてきて、そこに何もないなどということはおそらくないのかなと。自分が何もないと思っていたとしても、他人から観たらおもしろいということは多い気がします。
 
逃げて逃げて逃げて・・・その先に何があるのかはわかりません。
 
でも、そんな時、僕はジョブズのプレゼンを思い出してしまいます。
 
Connecting the Dots
 
先を見据えて点をつなげることは出来ません。過去を振り返った時に点をつなげられるだけなのです。だから、未来のどこかでその点がつながると信じてください。何かを信じるのです、それは例えばガッツ、運命、人生、カルマ、なんでもいいのです。なぜなら、その点がどこかでつながると信じることがあなたの気持ちに自信を与えてくれるのです。たとえお決まりの人生でなかったとしても。それが人生を一変させるのです。

 

家入さんもまさにConnecting the Dotsな人生だと思いました。
大切なことは逃げずに立ち向かい続けることではなく、続けること。逃げたとしても方向転換したとしても、生きることを止めないこと。その先に気付いたら何かを成し遂げるという結果がやってくるのかもしれないと思いました。
 
逃げるは恥だが役に立つ・・・のかもしれません。