かもしてるっ!!ブログ

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飲食店全面禁煙も気になるけど、なんで寂れたタバコ屋が潰れないの?

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こんにちは。
 
東京オリンピックを控えて飲食店全面禁煙が話題になってきていますね。首都圏では昔と比べると本当に喫煙出来るところが減りました。禁煙しようかな。
 
飲食店全面禁煙がニュースを騒がせているからか、ふと普段横を通る寂れたタバコ屋がなんで潰れないのかが気になりました。そんなわけで、店主のおじいちゃんにその理由を聞いて来たのでまとめてみたいと思います。
 

理由1、固定費がほぼゼロ

街で見かけるボロいタバコ屋さんは大半が持ち家で経営しているそうです。お話を伺ったお店も忙しいわけでもないので、夫婦だけで商売しているそう。このため固定費になる家賃や人件費がほぼゼロなのだそうです。アルバイトなんか雇う必要すらないとのこと。
 
なるほど、固定費が低いなら損益分岐点もかなり低いんだろうな。
これは良い商売かもしれない。
 
でも、こんな僕とペラペラと喋ってるくらい暇。暇そうに見える。どう見ても儲っているどころかこんなんじゃ生活出来ないと思うんですが・・・いくら固定費が低くても売上がないと儲らないんじゃないですか?とストレートに聞いてみたところ、その秘密は他にもありました。
 

理由2、ライバルが周りにいない

コンビニとかのタバコの方が売れているように見えるので、あっという間にこんなお店潰れそう・・・。
そんな風に思ったのですが、そんなことはないようです。タバコはたばこ事業法という法律により、一定のエリア内には他のお店の許可が下りないのだそうです。おぉ・・・利権ビジネス・・・。
 
このルールのおかげで一定のエリア内にはライバルが入って来れない。そうなるとそのエリアは一応独占市場になるみたい。
 
そんなたばこ事業法があるおかげで近くにコンビにが出店しても、先におじいさんのお店が許可を取っているのでコンビニはたばこを置くことすら出来ないそうです。これはすごい。
 

理由3、自販機で稼ぐ

おじいさんのお店はお店での売上よりもこの自販機での売上が多いそうです。この自動販売機はお店の前だけではなく、飲食店などにも設置できるらしく、そこでコツコツと売り上げているのだとか。この自動販売機の設置は既にたばこの小売業を営んでいれば、申請をして登録税を支払うことで許可されるんだって。
 
おじいさんが店で売らなくてもコツコツと自販機が働いてくれている。その収入が大きいらしい。飛び道具が勝手にお金を産んでいる感じなんですね・・・
 
なるほど。
町の片隅にある小さなたばこ屋さんが潰れない理由が何となく分かった。
もしかしたら他にも潰れない理由があるのかもしれないけど、また聞きに来てみよう。
 
 
でも飲食店が全面禁煙になったら店内に自販機を置かない店が増えるかも。そうしたらおじいさんにも少し影響がでるのかも。
 
あなたの町のタバコ屋さんも意外と稼いでるかもしれませんよ。笑
 
明日もよろしゅう。